クラーク国際ってどんなチーム? 通信制高校が夏の甲子園に初登場
今夏、高校野球北北海道大会で創部3年目の新興勢力が快進撃を起こした。その学校名には一度聞いたら忘れないインパクトがあった。
──クラーク記念国際高校。
北北海道大会の決勝で滝川西を破り、甲子園行きを決めたクラーク国際
この「クラーク」という名前は、「Boys, Be Ambitious(少年よ、大志を抱け)」の言葉で知られる教育者・クラーク博士(ウィリアム・スミス・クラーク)が由来だ。学校ホームページには「クラーク高校は、クラーク家が認めた世界で唯一の教育機関です」とある。
クラーク国際は空知支部予選を勝ち上がり、さらに北北海道大会をも勝ち抜いて、初の甲子園出場を決めた。話題になったのはその学校名だけでなく、同校が「通信制の学校」という特殊性があったからだ。通信制の高校が夏の甲子園に出場することは史上初のことだった。
通信制高校といえば、2012年春に地球環境(長野)がセンバツ初出場を果たしており、今夏はクラーク国際の他にも日本ウェルネス(東東京)が5回戦進出、星槎国際湘南(神奈川)が4回戦進出、ウェルネス筑北(長野)が3回戦進出など、徐々に台頭してきている。
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